このトピックではAUG-JPのWorkShopで行われている、O-1グランプリの問題と解答例を数回に渡ってご紹介しています。今回は、ちょっと変わった問題③をご紹介します。
もしこの記事から読まれて、「O-1グランプリって何?」という方は、是非、第1回の記事からご覧になって下さい。
AUG-JP O-1グランプリへの挑戦 その1
問題③
この問題は2019年のWorkShopTOKYOで出題した問題で、挑戦者の方のオペレーションが、観戦者会場をこれまで無いぐらいに盛り上げてくれました。なぜ盛り上がったのかは後ほどご紹介します。
さて、この問題を皆さんだったらどの様に作画しますか?是非スクロールを止めて考えて見て下さい。
問題③ 挑戦事例
先程、観戦会場を非常に盛り上げてくれたと話しましたが、その理由はこの写真をご覧下さい。
今回の問題となっている星型を拘束機能を使って作図しようとされたのです。フリーハンドで作図し始めたときに、これはあまりにもいい加減なオペレーションではないか?と言う事で笑いが起きましたが、後半は本当に拘束を使って作図できるのか?と言った期待に変わりました。残念ながら時間も無く、最後まで作図できませんでしたが、拘束を使ってフリーハンドから形状を整えるというのは面白いと思うので、私自身も今度チャレンジしてみたいと思っています。
問題③ 作図事例
円の中に星型を作図するこの問題ですが、星型をどの様に作図するか?が今回メインの課題です。
他の挑戦者の方が行っていたオペレーションは主に以下の様な操作です。
- Circle(円)コマンドにて半径600の円を作画する
- Polygon(多角形)コマンドにて円の内接に五画形を作画する
- Line(直線)コマンドで頂点を結ぶ直線を作図する
- Trim(トリム)コマンドにて内側の線をトリムする
- 同様にTrim(トリム)を繰り返す。
以上がある参加者の方の作図方法でした。皆さんの考えた作画方法と一緒だったでしょうか?業種によってはポリゴンを使う機会も無く、五画形を作図するのに苦労されている方も居ました。
皆さんも是非、AutoCADを使って自分なりにどう作図するか?もっと効率の良い作図方法は無いか?を考えて見て下さい。私が想定していた作図方法はこれに近いものと、もう1パターンがありました。
この問題の解答例については解説編でご紹介したいと思います。
「AUG-JP O-1グランプリへの挑戦 問題③解説編」はこちらから!
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