AutoCAD のちょっとムズイ使い方 ~その 3 ~ スクリプト作成のコツ

December 16, 2020 芳賀 百合

内容の概要

「スクリプトは便利だけど、自分では作れない」という方向けの、作成方法や必要な知識をご紹介します。第3回目は、システム変数の調べ方や、ダイアログを必要とするコマンドの実行、ファイル一覧の取得方法についてご案内します。

 

詳細

システム変数の調べ方

ダイアログの設定項目にツールチップでシステム変数が表示されるので、参考にしてください。例えば、線種尺度は「線種管理」ダイアログボックスの「グローバル尺度」にカーソルを当てると表示されます。

 

ツールチップが表示されない場合は、「オプション(OPTIONS)」コマンドを実行し、「表示」タブの「ツールチップを表示」にチェックを入れてください。


 

ダイアログの必要とするコマンド

ダイアログやパレットを必要とするコマンドは、コマンド名の前に「―(ハイフン)」をつけて実行してみてください。

 

たとえば「画層プロパティ管理(LAYER)」コマンドは、「LAYER」とコマンドウィンドウに入力して実行すると、「画層プロパティ管理」パレットが表示されます。

 

「LAYER」の前に「―(ハイフン)」をつけ、「―LAYER」をコマンドウィンドウに入力して実行すると、「新規作成」や「表示」「非表示」などのオプションがプロンプトに表示されるので、キーボード入力でコントロールをすることができます。

 

ファイル一覧の取得

スクリプトに使用するファイルの一覧はWindowsのエクスプローラーで取得することができます。

 

エクスプローラーで一覧を取得したいファイルをすべて選択し、「ホーム」タブ→「クリップボード」パネル→「パスのコピー」を選択します。

 

Excelで貼り付けを行います。1セルに1ファイルずつ、ファイルのパスが入力されました。

 

まとめ

 

今回はスクリプト作成のコツについてご案内しました。スクリプトは自分自身で作成できるようになると、単純な繰り返しを必要とする作図の効率が大幅に上がるので、ぜひ活用をしてください。

著者について

芳賀 百合

初心者にはわかりやすく指導し、上級者には1ランク上の使いこなし方を教えるインストラクターとして活動中。元は土木設計事務所のCADオペレーターでAutoCAD暦は20年。著書に「AutoCADLTできちんと土木図面をかく方法」「基礎からしっかり身につくAutoCAD LT入門」「これからCIMをはじめる人のためのAutoCAD Civil 3D 入門」などがある。

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