AUG-JP O-1グランプリへの挑戦 問題① 解説編

このトピックではAUG-JPのWorkShopで行われている、O-1グランプリの問題の幾つかと解答例を数回に渡ってご紹介します。第2回目である今回は前回出題した問題①の解答例を説明したいと思います。

 

出題意図と解答例

この問題の出題意図ですが、決められた長さの角度直線を1回で作画する方法を知らない方が以前から多く見られました。また等間隔に図形をコピーするときにも、配列複写を使わずに、複写コマンドで行う方も多々見られましたので、この辺の操作も含め紹介する為にこの問題を作成しています。

 

それでは出題者側の解答例をご説明します。この問題で使って欲しいコマンドは3つです。寸法を含まない直線図形部分を3つのコマンドで書いてみましょう。

  1. Lineコマンドで角度70度で長さ800mmの直線を作画する


    コマンドラインを是非見て下さい。2点目の入力のときに”<70”と入力しています。意外と知られていないのですが、”<”(小なり)を付ける事で角度指定ができます。角度を指定した後は長さを入力する事で角度70で長さ800mmの直線を1コマンドで作画できます。もちろんダイナミック入力を使っても同様に作図できます。
     
  2. Arrayclassic(配列複写)コマンドで等間隔に9本複写する
    2012以降Arrayコマンドはリボン上でパラメタ指定する様に変わりました。
    ここではArrayclassicコマンドで配列複写を行います。
    ※ Arrayコマンドで配列複写を行っても問題ありませんが、Arrayコマンドで配列複写を行うとダイナミックブロック化されます。最後に線分の端点の変更を行うので分解を行って下さい。
     
  3. Changeコマンドにて端点の変更を行う
    コマンドラインに”change”と入力します。もし直行モードがONの場合にはOFFにして下さい。
    オブジェクトの選択を要求されるので、交差窓(右から左の矩形選択)で線分の端点(ここでは上側の点)を複数選択します。



変更点の要求があるので、一番右の線分の端点をクリックします。



これにより端点が一度に変更(CHANGE)することが出来ました。

以上が私の想定した作図方法です。

皆さんはChangeコマンドを既にご存知だったでしょうか?もし初めて知ったという方は、直行モードのON/OFF、水平・垂直の状態で結果が変わってきますので、色々と試してみて下さい。こういった、あまり知られていないけど知っていると効率良く作画できるようなコマンドを紹介する為に、O-1グランプリでは、こういった問題を多く出題しています。

 

次回は第3回として、問題②を出題させて頂きます。お楽しみに。

 

著者について

AUG-JP (ユーザー会)

AUG-JPはAutodesk製品のユーザーで構成された独立したコミュニティです。 ユーザ同士の助け合いの場として、ウェブサイト、コミュニティ(SNS)などを運営しています。 多くの企業様にご協力を頂きながら全国各地でユーザ参加型の「学びと交流」を目的としたイベント 「AUG-JP WorkShop」を開催したり勉強会をサポートしています。

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