AutoCAD web アプリ をご存知ですか?インターネットブラウザで dwg ファイルを開いて作業ができる、とても便利なツールです。先日米国と英国をつないで開催したウェビナーのダイジェスト版として、「AutoCAD web アプリで知っておくべき 10 のポイント」をご紹介します。
1. 統一インターフェース
AutoCAD web アプリはデスクトップ版 AutoCAD と同じエンジンをもとに開発されており、インターフェースもよく似ています。デスクトップ版に慣れたユーザーの皆さんなら、おなじみのアイコンやコマンドラインですぐに AutoCAD web アプリの感覚をつかみ、作業を進められるでしょう。
2. クラウドストレージ パートナー
AutoCAD web アプリはメジャーなクラウドストレージとの連携がされています。Microsoft OneDrive、Google Drive、 Box、Dropbox 上に保存されたファイルに AutoCAD web アプリから直接アクセスできます。また、これらのプロバイダーに加えて、デスクトップと連携した AutoCAD web およびモバイルにファイルを保存することも可能です。
3. モデルおよびレイアウトタブ
AutoCAD web アプリにはモデル空間およびペーパー空間での作業が可能です。デスクトップ版と同様にモデル・レイアウトタブを切り替えて必要な変更を加えることができます。
4. コマンドライン
AutoCAD web アプリでもコマンドラインとキーボードショートカットが利用できます。もしくはコマンドパレットから必要なツールを選ぶことも可能です。
AutoCAD のショートカットキーガイドはこちらから。
5. 画層
AutoCAD web アプリでも画層管理は簡単です。画層ロック、色、表示/非表示は ”Layers” タブ内で変更できます。
6. オブジェクトスナップ設定
デスクトップ版と同様に作図中のカーソルスナップ位置を調整できます。計測やオブジェクトの移動、オフセット指定をする際にも精度が増します。設定は、画面右下の ”OSNAP” オプションか、コマンドを選択後に図面上で右クリック、“Snap overrides” にカーソルを合わせると表示されるオプションから可能です。英語/日本語の対応表はこちらをご覧ください。
7. ブロックおよび図面参照
“Blocks” タブでは図面内のブロックを表示、変更でき、デスクトップ版 AutoCAD で使用しているブロックと共有されます。また、デスクトップ版からクラウドストレージに保存したブロックライブラリへのアクセスも可能です。”XREF” タブでは参照している図面のプロパティを確認したり、新たに外部図面をアタッチできます。
8. AutoCAD マルチプラットフォーム
デスクトップ版で ”web およびモバイルに保存” すると、AutoCAD web アプリとデスクトップの両方から同じ DWG ファイルにアクセスできるようになります。変更内容はリアルタイムで反映されるため、どこにいても最新の図面で作業ができます。
9. PDF 書き出し
関係者と図面の共有をする必要がありますか?画面右上のプリンターアイコンをクリックすれば、PDF に書き出すことができます。用紙サイズやスタイルは “Views” タブ内で変更が可能です。
10. AutoCAD のサブスクリプションと Web アプリプログラム
AutoCAD web アプリは通常 AutoCAD および AutoCAD LT のサブスクリプション特典として提供されています。今なら、サブスクリプション メンバーでない方も Web アプリプログラムとして全機能を無償でご利用いただけます。(2020 年 7 月現在)
それでは web アプリにログインしてみましょう!https://web.autocad.com/
AutoCAD web アプリプログラムに関する FAQ(よくある質問)はこちら。
製品の使用に関するご不明点は Autodesk Knowledge Network をご活用ください。