AutoCAD で 3D モデルを作成する 7 つ道具 #3:3D画面表示

February 21, 2020 芳賀 百合

内容の概要

AutoCADで3Dモデルを作成するには、2D作図とは異なる設定や機能が必要です。第3回目は3DオービットやViewCubeの便利な使い方や、表示スタイルについて紹介します。


 

詳細

3Dオービット

[Shift]キーを押しながら、スクロールボタンで操作する「3Dオービット」を使用して画面を回転するときに、注目したい場所が遠く離れてしまうことはありませんか?

裏面を表示したいので、3Dオービットを実行します。


 

作図領域の外に表示されてしまいました。


そんな場合は、あらかじめ表示したいオブジェクトを選択してから、3Dオービットを実行すると、選択したオブジェクトを中心に回転させることができます。

オブジェクトを事前に選択します。

3Dオービットの操作中は選択オブジェクトのみ表示され、回転の中心がそのオブジェクトの重心となります。

 

ViewCubeをWCSに固定する

UCSを変更すると、ビューキューブの面(上や前など)の位置もUCSと同様に変更されるように既定では設定されています。

この状態でViewCubeを操作すると、オブジェクトがひっくり返ったように表示されてしまいます。

VieCubeを固定したい場合は、ビューキューブを右クリックし、メニューから「ViewCube設定」を選択、「ViewCubeを現在のUCSに位置合わせ」のチェックを外してください。

UCSとは関係なく、画面を回転することができるようになりました。

 

表示スタイル

画面左上のビューポートコントロールをクリックし、オブジェクトの表示状態である「表示スタイル」を変更することができます。

パフォーマンスが一番高いのは、「2Dワイヤーフレーム」です。画面表示が重くて作業が効率的でない場合は、この表示スタイルを選択してみてください。(「ワイヤーフレーム」のパフォーマンスは高くなりません。UCSアイコンの形状も違うので、注意してください。)

塗りつぶした状態で表示したい場合は、「コンセプト」を選択します。

 

透明化したい場合は、「X線」を選択してください。

 

まとめ

画面を回転したり、表示状態を変更したりすることは、3Dオブジェクトを作成する過程で必須の操作です。しかし、思うようにコントロールできないと、作業効率も悪くなります。今回紹介したものはちょっとしたコツですが、ぜひ覚えておいてください。

著者について

芳賀 百合

初心者にはわかりやすく指導し、上級者には1ランク上の使いこなし方を教えるインストラクターとして活動中。元は土木設計事務所のCADオペレーターでAutoCAD暦は20年。著書に「AutoCADLTできちんと土木図面をかく方法」「基礎からしっかり身につくAutoCAD LT入門」「これからCIMをはじめる人のためのAutoCAD Civil 3D 入門」などがある。

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