内容の概要
AutoCADで3Dモデルを作成するには、2D作図とは異なる設定や機能が必要です。第7回目は、DWGファイルをリンク参照する外部参照の機能を、3Dモデル作成に活用する方法を紹介します。
詳細
3Dで利用するには
2Dの正面図・側面図・平面図をそれぞれ1つのDWGファイルに分けて、外部参照でアタッチし、これを下絵として輪郭の作図などに利用します。
外部参照を利用すると、同じ名前の画層でも、正面図・側面図・平面図ごとに表示/非表示をコントロールできます。
また、ロード/ロード解除することにより、正面図・側面図・平面図の表示/非表示をコントロールすることが可能です。
輪郭の作成に必要なオブジェクトは、「ネストされたオブジェクトを複写(NCOPY)」コマンドを使用すると、簡単にコピーすることができます。
個別バインド
書き足したい寸法などは、画層と寸法スタイルを個別バインドすると、外部参照の画層と寸法スタイルを利用することができます。
「個別バインド(XBIND)」コマンドを実行し、画層や寸法スタイルを追加します。
追加した画層や寸法スタイルを使って、寸法を書きます。
画層を非表示にすると、外部参照の寸法と一緒に書き足した寸法も非表示になります。
まとめ
3Dモデル作成で2D図面をそのまま利用すると、オブジェクトが多数になってしまい、作図効率が悪くなります。下絵として外部参照を利用すると、輪郭に必要なオブジェクトのみ作図することができるので、ぜひ活用してください。
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